トラックで車検が残っている場合、普通自動車よりもさらに高額査定が出やすくなります。中古の車両を探しているユーザーは、トラックに関しては特に即戦力となるものを求めています。つまり購入後にメンテナンスや車検の手続きが必要な車両は、なかなか購入に至りません。しかし車検が残っているのであれば、名義変更さえ済めばすぐに使えるため人気があり買取店で高値がつきやすいという訳です。
乗用車よりも買取額が高額になる傾向が強いのは、車検費用が普通車よりも高いからです。加えてその際に部品交換を行った分それらを回収する目的で、トラックを走らせるのが一般的になっています。ただし売却するのであれば、車検が残った状態であれば高く売れてその分の費用は走らせなくても回収できる可能性があるでしょう。残りの月の期間によっては、査定に出すことでお釣りが出ることもあるほどです。
整備記録簿が完備されていて、エンジンに不調がない車両も買取額は高くなる傾向にあります。乗用車と比べて定期点検が回ってくるサイクルが早く、6ヶ月ごとに22項目で一年ごとに83項目もの点検が必須です。大型であれば3ヶ月ごとに50、一年で100項目もの点検があるほどです。こういった点検・整備がきちんと行われて来たこと、その際にどの部品が交換されたかを記されたのが整備点検記録簿となります。
新車の時から売却時までのすべての記録簿が揃っていれば、買取店での評価が上昇して高く売れるという訳です。